2004/04/01
Creative 9700proにグレードアップ
2004年3月現在、RADEONのハイエンドは9800XT(9800pro)で、9700proと言うと1年以上前の製品となります。しかしDirectX9世代という点から見れば9800XTは単に9700に高速版であり、9800系と同じ0.15μプロセスでオーバークロック耐性も大きく、256bitアクセスメモリな9700proはまだ遊べるカードだと思います。
というわけで今回は12000円で仕入れてきたCreative製の9700proカードを一世代前のTi4400と比較します。(話が1年遅れてるのは毎度のこと)
Nvidia Geforce4 Ti4400 ・Core 275MHz 0.15μm 4 Pixcel pipelines 2 Texture unit per pipeline ・Mem 550MHz (275 DDR) DDRI 128bit 8.8GB/s 128MB ・AGP4x ・DirectX 8.1 ・Pixel Shader 1.3 ・Vertex Shader 1.1 |
ATI RADEON 9700pro ・Core 325MHz 0.15μm 8 Pixcel pipelines 1 Texture unit per pipeline ・Mem 620MHz (310 DDR) DDRI 256bit 12.2GB/s 128MB ・AGP8x ・DirectX 9.0 ・Pixel Shader 2.0 ・Vertex Shader 2.0 |
9700proはTi4400に比べてポコポコとコンデンサーがでかいのが目に付きます。
コアのハジの板はコアがけを防ぐ効果もありますが、ヒートシンクとコアとの密着を妨げることもあるので要チェック。で、グリスを塗った後、平面なアクリル板のエッジでこすってみたところ、角に一部グリスがぬぐえないポイントがありました。この外周板はヤスリで薄くしたほうがよさそう。。。
裏側のメモリシンクは薄っぺらです。ま、ATI純正の9700proにはシンク自体ついてないのでこれで十分なのかも。
Gefoce2Ultraにはこれより大きいメモリシンクがついていましたね。表だけですけど。メモリの性能に対する発熱としてはかなり悪かったんじゃないでしょうか・・・。
マージンが大きいと思われるメモリ
つぶれた。150万画素のデジカメでは細かい文字はキツイ。
SAMSUNG 220
K4D26323RA-GC2A
です。
SAMUSUNGのHPより、2.8ns(350MHz)のヤツでした。デフォルトクロックは310MHzなので40MHzほどの余裕があります。
オーバークロッキング
下記ベンチマークがすべて完走する限界は次の通り
Core 325MHz → 370MHz
Memory 310MHz → 340MHz
コアは+55MHz、メモリは+30MHzです。2.8nsでしたがメモリが350MHzに届きませんでした。(T_T) 基盤のせいか?
ベンチ編
テスト環境 ハードウェア
CPU AthlonXP 2500+ Barton 200x11=2200MHz(3200+相当) CPU Cooling Thermaltake Aquarius II 改 Motherboard EPoX EP-8RDA3+ Memory PC3200 Albatron A-DATA (winbond chip) 3-2-2 CL2 HDD HITACHI Deskstar7k250 80GB キャッシュ8MB S-ATA DVD Pioneer DVD-500M DVD-R NEC ND-2500A Soundcard creative Sound Blaster Audigy 電源 Antec TruePower 380
テスト環境 ソフトウェア
Windows2000 SP4
nForce chipset driver v3.13
DirectX9.0b
RiveTuner v2.0
Geforce Driver → Detonator 43.51
RADEON Driver → Omega driver 2503
3DMark2001SE build 330
3DMark03 build340
Quake3 Arena v1.32 demo "four"
UT2003 demo v2206
FFbench2 v1.01
・9700proOC (370/340)
・9700pro (325/310)
・Ti4400 Extreme Overclock (340/800) = (240/400MHz)
・Ti4400 (275/550) = (275/275MHz)
で比較してみる。
3Dmark2001SE |
|
Ti4400 OCがGame1LowやGame3Lowで9700proを抜いています。Game1、Game3はCPUがボトルネックのようですが。特にTi4400のFill Rate(Multi)の高さは意外でした。しかし後半のShader系、Bump Mappingでは9700proが圧倒しており、Game4の大差によってトータル的なスコアに差が出ているようです。
Quake3 |
Quake3はもう5年前のゲーム。1024x768程度の解像度ではビデオカードに負荷が余りかからないようです。それでも高画質を求めてFSAAやAnisoをかけた場合を考えると9700proなら十分なフレームレートを出していますが、Ti4400では負荷が大きい場面では60程度に落ちる可能性がありますね。
そろそろQuake4出ないのか・・・。
UT2003 |
FSAA、Anisoを使わなければTi4400だろうと9700proだろうとプレイ感は変わらないと思います。Botmatchに変化は無いので。Flybyは一応ビデオカードによる差は出ていますが、フレームレートの上昇はもうなくなってきています。
逆にFSAAを使った場合、Ti4400では落ち込みが激しくプレイは困難です。9700proのBotmatchがFSAA無しのときとほとんど変化がないのが驚き。
FinalFantasy XI Benchmark2 |
DirectX8世代のベンチですが、かなり差が出てます。
Aquanox3 |
|
これはDirectX9世代のベンチなので段違いで9700proが高い数値ですね。
総評
参考までにとったAquanox3ベンチはもちろん、DirectX8以下の世代のでも9700proはTi4400よりかなり速いです。ただ3dmark2001で9700proをオーバークロックしても思ったよりスコアがあがらなかったところを見ると、CPU回りがボトルネックとなって伸び悩んでいるようなのでTi4400との性能差はもっと大きいと思います。
発熱は、電圧を上げたTi4400よりかなり少ないですね。それほど大きくないコアシンクなのにベンチをとった後でもぬるい程度。特にメモリは薄いヒートシンクでまったく問題ない感じです。9700proに並ぶnvidiaなカードは5800や5900ですがあちらは大型のシンクが印象的。
オーバークロック耐性は、コアはかなり上がりました。Ti4400と同じ0.15プロセスであることを考えると優秀。メモリは2.8ns品にしては340MHz止まりと予想外。常用限界は350/330あたりと、9800proの380/340にはだいぶ劣ります。しかしコアもメモリも上記のように発熱には余裕があるので、ちょっといじれば大きく飛躍する可能性はあるはずです。
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